言質〜えんどれす・るーぷ〜

 

 

 

 

「ゃ……っ、、、ぁ、ぁ、ぁ、、も……やめ………!」
「だーめですよ、猊下v もっと楽しませてもらってからです、よっと」
「あぁぁぁぁぁっ!!」

絶叫に似た喘ぎ声を聞いて、ヨザックは下唇をぺろり、と舐めた。
自分の下には、手首と足首を左右で括りつけ、うつ伏せになった猊下。
高く腰を上げ、枕に顔を埋めて啼くその人は、ふるふると細い腰を震わせている。
ぐちぐちと、さっきから挿入しているものを揺らすと、再び、断続的に啼き声が部屋を響く。
頬も目元も赤く染まり、涙と唾液が顔を淫らに彩っている。
凛とした瞳は、今は快楽と苦痛に濁って弛み、、、想像を絶する色気を漂わせていた。

元々、両思いとはいえ、二人が体を繋げる事は難しい。
ヨザックが別行動が多いせいもあるが………大概は村田は眞魔廟にいるからだ。
さすがにあそこに逃げられてはヨザックは手出しが出来ない。
ヨザックが村田に手を出せるのは、血盟城にいるとき、もしくは眞魔廟に帰る道の中。
それでさえ、手がかかるのだ。村田が逃げるから。
ちなみに逃げる理由は……………仕返しをされるからである。

今回も昼間の事があったので、さくさくと村田は眞魔廟に逃げ込もうとしたのだが、
あっさり捕まってしまって、いつもの廃屋に連れ込まれたのだ。

「気持ちよさそうですね、猊下。ココがきゅうきゅう絞まってますよ」
「ひっ! も、、、っ、やぁぁぁ!!」

ぐるり、と腰を回すと、切羽詰った声の、それ以上の反応が返ってきた。
ほんの僅か前までは初心な体であったのに。
どろどろに解けた内腔は生温かくひくひくと収縮を繰り返し、もっと奥にとばかりに淫乱に蠢いている。

快楽に弱いからだ。
その上で、村田の欲望はゴムで堰きとめられており、強い射精感を与えられるのに出すことが出来ない。
もう、二度もヨザックは出しているのに、だ。
長い時間の快楽は同じぐらいの苦痛を伴って村田の体中を駆け巡り、口から意味も成さない声だけが零れ落ちていく。

「よざぁ、、、っ……も、ぁっ、、ゆる…てぇっ」

口から零れた涎が、枕に新たな染みを作った。
強弱をつけ、位置を変えながら貫いていると、前に出した精液が太ももを汚していく。
肌が白く浮き上がっているのに対し、受け入れている所は真っ赤にまくりあがっていて、その落差に更に欲望が膨れた。

「じゃぁ………」
「ぁうっ」

耳元に囁こうと覆いかぶされば、更に奥に入り込んだ事で村田は四肢をつっぱしった。
その刺激でいけそうだったのだろう。
だけど、欲望はゴムでせき止められ体中を駆け巡り、びくびくと体を震えさせ、強くヨザックの欲望を締め付けた。
その痴態にヨザックはもっていかれそうになったが、それを耐え、真っ赤に染まっている耳に舌を這わせた。

そして、囁く。

「昼間俺が言ったように、いじめて、って言えば、コレを外してあげますよ?」
「ああああああっっ!!」

限界まで膨れた欲望に指を絡め、小さな口の部分を親指の腹でくすぐった。
身もふたもなく叫ぶ声が枕に吸い取られる。
零れ落ちた精液のおかげでぬるぬると欲望をさすれば、繰り返ししたったらずに名前を呼ばれる。

「----------猊下、いじめて、は?」
「ゃぁっ!!あ、あ、あ、あ、あ、、、、!」
「いじめて、、、は?」

抉るように腰を打ちつけ、手の動きを早め、本能でさえ追い詰めてやれば。

「……てぇ、、、っ、いじめ……っ、もっ、……ねがっ、よざぁぁぁぁ!」

蠢く内腔だけでなく、その言葉だけでいってしまいそうなほど煽られて。
ヨザックは口元に深い笑みを浮かべた。
暴走するままに欲望をたたきつけた。

 

 

 

 

 

それから、村田が目を覚ました時、窓の向こうから夕日が見えた。
いつのまにかに綺麗にされた自分の体。血盟城に移された場所。
そして、ぴくり、とも動かせない、自分の体。

「……………」

-----------この仕返しはいつか必ず!!!

 

こうして、二人の不毛な戦いは繰り返されるのである。

 

 

FIN


久しぶりにえろを書きましたが、、、えろいかな、コレ?(ぇ

精神的サド・身体的マゾな猊下と精神的マゾ・肉体的サドのヨザ。。。。
こんな二人の関係が好きですv
この後、村田は更に意地悪な事をするのでしょうね(笑

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060227 あずま

 

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