web拍手より
藍/諦めの篭るその感情を決意とともに
あの日。あの時。
貴方に惹かれた時から、貴方の『心』を守ろうと決めた。
静謐で透き通った瞳と----------そのくせ、地団駄を踏む子供のような瞳を------
『矛盾』の上に成り立つ貴方を見つけた時から。
それなのに。
「ヨザック」
おどけた声で。
笑いながら呼ぶ声で。
落ち着いた声で。
少し驚いた声で。
怒りを滲ませたた声で。
悲しみを隠すような声で。
「ヨザック」
ヨバナイデ。
有無を言わさず、貴方を奪いたくなるから。
『想いが揺らぐからどうか名前を呼ばないで』
Fin
一語一音様より〜色『藍/諦めの篭るその感情を決意とともに』
今だけは振り向くな
「………ルッテンベルグ師団、出発の準備が整いました」
背後から、副師団長の声がかかり、俺はその時を感じた。
あぁ、と短い声をかけ、伏せた視線を上げれば、そこには魔王陛下と皇太子と宰相。
いつもは飛び切りの笑顔を見せる母上は、最近ずっと翳りをみせたままで。
宰相は誇らしげに、、、そして、弱冠のやっかみを乗せて。
そして、、、、、、、、、フォンヴォルテール卿は、相変わらずの無表情で。
「行ってまいります」
----------------------眞魔国の為に。
臣下の礼をとり、肩膝を上げると、母上は辛そうに目を細めた。
それに、小さくにこり、と微笑み返して。
断ち切るように踵を返した。
片手に添えた最後までの相棒、愛剣を握り締めて。
もう、二度と振り返る事はない。
ここから先、進むべき道を真っ直ぐに進むだけ。
今、振り返ってしまったら--------------------胸に閉じ込めた想いが溢れ出てしまいそうになるから。
だから。
今だけは振り向くな。
-----------------兄上…………。
グウェコンでお届けしましたv
そのまんま、出立前の話です
なんだか、切ない話になりましたが、この後、さっぱりぽんとした次男がグウェンダルを落とすのです☆
置き去りにしたくなるようなその疑問
立ち去る後姿を見つめていると、不意に、胸の奥にちくり、と痛みが走った。
なんの痛みか。
類稀なる剣術を持つ弟は、そのくせ、無駄な筋肉を一切持たないので、
ともすれば、軍事に見えない体躯をしている。
そのせいなのだろうか。
立ち去る背中が痛々しい。
それとも、今からの戦いの理由を模索しているからだろか?
息苦しくさえ感じる中で、弟の足音だけが玉座に響いた。
いつもより、ほんの僅か、進む歩幅が、狭い。
遠ざかる足音は、それに比例して、自分の鼓動を大きくさせていき。
扉の向こうに消えるその瞬間、口から何かが飛び出そうになった。
だが、何を出したいのかわからず、胸を貫いた動機だけが心を揺さぶって。
いや、そんな筈はない。
拳に力を入れる。
今はそれどころではない。
弟が向かった戦地に勝利しても、戦略を疎かにしてしまっては意味がない。
-----------弟の努力を無駄にしないために----------
今、自分がなせる事をしよう。
置き去りにしたくなるようなその疑問
続きっぽく書いてみました♪
やはり、兄弟ですし、無意識に認めることを拒否するグウェンさん
結局、次男に襲われますが(ぇ
君が作る影にそっと足を踏み入れて
春が間近とはいえ、まだ日が沈むのは早い。
少し、日が傾いたかな、と思っているうちに、一気に日が沈んでしまう。
真っ赤に染まった空を仰げば、そこには夕日が雲の合間から見えていた。
「コンラート、そんな薄着ではまだ寒いだろう。入れ」
何気なく、夕日を眺めていたら、そこには無表情の義兄が佇んでいた。
いつからいたのか、、、
陛下が地球に戻っているとはいえ、気を抜きすぎているようだ。
口元に笑みを浮かべて、わかりました、と言うと、何故か兄は渋い顔をして。
迎え出るように、側に近づいてきた。
くすり、と笑みが浮かぶ。
「コンラート?」
「えぇ、入れて貰いますよ」
そういって、そのままグウェンダルを抱きしめる。
「コンラート?」
「貴方の、影にいれてもらってるんですよ?」
そして、小さく微笑んで見せた。
グウェンダルは少し沈黙して俺の顔を見つめていたが、結局、小さく息をついただけで、
静かに腰を引き寄せただけだった。
あの日、真っ赤に染まった大地を見た。
それは、同胞が生きた証拠。
--------それなのに、目を逸らしたくなる、、、、一瞬。
あの戦いを忘れたい訳ではない。
いつまでも、あの痛みを覚えておきたいと思う。
それでも--------
時には目を瞑りたいのも現実で。
今は、真っ赤な大地から逃れたい
貴方の側にいる事を感じていたい。
君が作る影にそっと足を踏み入れて
連作、終了です♪
なんだか、切ない話で纏まりました
まぁ、、、表で暴走している分、バランスはよいかと(違
ほろり零れて藍色の痣を残すのは雫
※コンが他人とえろい事してます
おっけーな方だけ、反転でどぞv
ぐっと、入り込む、その瞬間だけは、さすがに強い衝撃を感じた。
思わず、掴んでいた腕に爪を立ててしまって、首をのけぞらせてしまう。
「ふっ……はぁっ」
「いい加減、俺のモノになっちまえよ」
そういって、首元を強く吸われる。
ちりっと甘い痛みが走ると、ソレを大きく動かされ、吐息が零れた。
「おま、え、のっ、恋人になっったら、彼女、達に、呪われ、てしまっ……!」
「お前の恋人になれたら、俺はくびり殺されてしまうだろうな」
声音は、冗談の色を濃く滲ませて。
そのくせ、動きが早くなる。
がくがく揺さぶられ、弱い所だけを強く突き入れられる。
込みあがる快感。
身を捩っても、息を吐き出しても、ソレは体中を駆け巡り、苛まされる。
吐き出したい欲望に、体に力が入り、おかげで更に体内にある異物がリアルに感じられる。
「全く……俺のモノになれば、楽になれるのに」
苦笑の言葉が落とされる。
強く瞑っていた瞳を開けると、ほろり、と生理的な涙が零れた。
目の前には、欲望に支配された男の顔。
何を思っていった言葉なのか。
問い詰める事はしない。
聞く事はしない。
言葉に、させない。
再び、瞳を閉じた俺を、男はうつ伏せにして、腰を高く上げさせられた。
そして、行為に没頭していく。------------お互いに。
報われない恋だと知っている。
告げることも出来ない恋だとも。
諦める事も、新しい恋をしようともしてみた。
それなのに、余計に彼の存在は大きくなってしまって。
それなら、と、忘れられるようになるまで、覚えていようと思った。
この恋心を抱いていようと。
だけど、時には狂いそうなほど、恋しい時もあって。
大人にならず、子供のまま、思っていられればよかったのに。
純粋に、人を思っていられるあのまま。
体が快感に打ち震える。
解放の時は近い。
こみ上げる快感に、声を、息を、涙を、零して。
頭の中が白に染まっていく。
何も考えられなくなっていく。
そうして、のぼりつめた頂上で、、、貴方を、想う。
ほろり零れて藍色の痣を残すのは雫
拍手、ありがとうございます!!
すいません、お礼なのにらぶらぶじゃなくっっ
この題名を見て、思いついたのがコレで、、、
自分で選んだのですが、、、とっても難しかったです
そして、マイブーム切ないグウェコンが書けて愉しかったですv
君の顔が無表情に歪んでもうどうしたらいい?
それは、本当に、ほんとーに不可抗力だった。
ソコにいた二人もソレを知っているはずなのに。
一人は腹を抱えて笑っている。
一人は、無表情に顔を歪めて微笑んで見せて。
いや、コンラートさん?
今のはどう見ても不可抗力デショ?
俺は好きでつまずいた訳じゃないんだ。
好きで、こーんな事になったわけじゃないんだ。
だから、な?
零れそうな微笑で剣を抜くのはヤメテクレ。
「ヨザ、、、覚悟はいいな?」
吐息を交えた、、、、魅惑的な声で。
ちらり、と見せた、赤い舌を蠢かして。
「ウェラー卿、やっちゃえーv」
「げげげげげけ猊下っ! グリ江はどうなってもいいというのっ!?」
「拝命つかまりました、猊下」
「あはははーv 不可抗力とはいえ、フォンヴォルテール卿にキスなんかするからだよーぉv」
「つまずいてこけた先に閣下がいただけです!」
「安心しろ、ひとおもいに殺してやらないからv」
「いや、まだ猊下を○○○して××××してないしっ!!!」
「ハハハハハハハ、トドメは僕にまかせてクレv」
「恥ずかしがりやサンなんだから、猊下v」
なんて、言いつつ、必死で剣を交えてみたりして。
そんな中、もう一人の当事者は、口元を抑えたまま、蹲っていた。
※※※※※
「さて」
カチン、と小気味よい音をさせて、鞘に剣を戻した。
襤褸くずのようになったヨザックは、猊下に引っ張られてこの場を去っている。
猊下がトドメをさしてくれるだろう。
くるりと踵を返し、背後でずっと無言を貫いていた人を見つめる。
うーん、どうしたのかなぁ?
グウェンの顔色が悪い気がするんだけど?
何、そんなにヨザとのキスがイヤだった?
そうだよな。あんなオカマと口付けなんて、おぞましいよな?
「コ、、、コンラート?」
なにかな?
うん。後ろに下がっていかなくていいよ?
嗚呼、顔色が更に悪くなっていっているね。
大丈夫?
そんなに気持ち悪かった?
助けられなくて、ごめんね?
「落ちつけ、コンラート。ここは……っ」
何? 落ち着いているよ。
だけど、ほら、ばい菌まみれのグウェンの唇が気になって仕方ないだけだから。。。
「待て、コンラー……っ」
「いっぱい、消毒してあげるからね、グウェン?」
FIN
題名で思いついたのはコレでしたv(ぅふ
最初がヨザ、途中・コンになっています。わかりづらいですよね(アセアセ
いっそのこともう全てに引きずり込まれてしまえ
それは、まるで、引きずり込むように。
「グウェン………」
名を呼ばれる。吐息混じりに。囁くように。震える声で。
その声音に、呼んだ本人も驚いたようだ。目を見開き、、、、誤魔化すように笑みを浮かべた。
------------その笑顔は、、、どこか不器用で、瞳が揺れていて。
この顔が、ここまで曝け出されることが珍しい。
そう感じたことで、一瞬にして、この場に緊張感が走った。
互いに隠していることがある。互いに。
お互い--------気付いていても、知らないふりをしていたのに。
二人の距離は、ほんの僅か一歩程度。手を伸ばせば、容易に捕らえられる。
容易に、捕らえられるのだ。
茶色の瞳が、ゆらゆらと揺れている。
静かな湖面のように深く澄み通っているその瞳。
嗚呼
いっその事、その瞳に引きづり込まれてしまおうか。
FIN
くっつく前の二人。副題、視線で落とそうとするコン(ぁ
あずまの所の二人はまったりしていますが、
やはりくっつく前は兄弟という所でひっかかっていた事でしょう。多分
完成したのは全て自己満足の世界だった
カチャリ、と食器がぶつかる音と、扉を閉める音が重なる。
部屋の中は、淫靡な匂いが充満し、小さく連続的な機械音と、そして、荒い荒い息。
ただ一つ、備え付けられたベッドの側のテーブルに食器を置く。
「起きていましたか、猊下?」
その声は、愉しげに。
ともすれば、ころころと笑いそうなほど、、、軽やかに。
寝台の上に彼に、声をかける。
------------返事など、出来ないようにしてあるのに。
荒い、荒い息が部屋にこだまする。
白い肌は、所々、鬱血の痕を散りばめ。
その肢体には、なんの布も巻きつけさせず。
その代わりに、幾つもの紐が、体を絡めとっている。
口に当てた器具の端から、吐息と共に唾液が零れ落ちる。
時折、痙攣したように、唇がひくひくと蠢いていて。
瞳には乾いた涙を張り付かせ----------漆黒の瞳には、もう、何もうつっていない。
「………愛していますよ、猊下………」
完成したのは全て自己満足の世界。
FIN
グ、、、グウェコンで書けなかった(ぱた
と、言うか、拍手のお礼にこんなの、いいのかなぁ?(ぁ
ここまで来ると18禁カナ?(アセアセ 誰か教えて下さい。。。
「何でもない」なんて苦笑い零して目を伏せて
イキガ、トマリソウナホドノ、セツナサヲ。
もう、何十年と、ポーカーフェイスをかぶり続けてきた。
だから、全然、大丈夫。
今更、ばれるようにヘマはしない。
「僕は兄だと認めない!」
「……………」
昔は、一番懐いていた義弟。
----------------と相変わらず、眉間に皺を寄せた義兄と。
「………どうしたの、コンラッド?」
「どうかしましたか?」
「うーん、、、なんだろう。何か、、、変?」
「何でもないですよ」
口元を苦味を湛えた笑みを零し、そっと目を伏せて。
愛している、と、想いが溢れ出ないように。
FIN
みじかっ!(ぁ
だけど、なんとなく、切ない片思いがイイv(何
表では、既にらぶらぶかぷーなのでvvv
手紙の返事がないという事実を
空を見上げると、白い鳥が、大きく旋回をしている所だった。
見るともなしに、トリを見つめる。
青い、深い青空は何処までも果てしなく透きとおっていて、その一部に、ちょん、と白の絵の具を落としたようだった。
その絵の具は徐々に大きくなり、鳥の形になり、それが鳩だと認識できるのに時間は掛からず。
ぼんやりと見つめていると、鳩は吸い込まれるように、城の一角に入り込んだ。
----------あの鳩が、自分の所にやってくる事は、ない。
アレは、自分のモノではないから。
ずり落ちそうな眼鏡を直し、踵を返した。
そうして、部屋から出て行く。
小さなため息だけ、残して。
手紙の返事がないという事実を
FIN
買ザムラジャン?!(ぇ
やっと、拍手お題をコンプリートできましたvvv
ナ、、、ナガカッタ(ぱた
でも、たのしかったでつvvv
いつも拍手、ありがとうございます!
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