闇夜

 

 

………………闇の中で息づく、僅かな鼓動。
それを頼りに、そっと手を伸ばせば。

触れる、柔らかい髪。
感じる、吐息のような呼吸。

眠りについた彼は、穏やかな表情で。
髪に指を絡ませると、言葉にならない声が小さく零れる。

 

いつまで。

 

いつまで、この寝顔を見つめ続けることが出来るだろう。

この、愛しいだけの気持ちで。

 

 

一日、否、一秒たつだけでも、愛おしさが胸を這いずり、気管が圧迫されるほどの狂おしさがこの身を襲うというのに。

寝息を吐息に。
安らいだ瞳を潤んだ瞳に。
枕を抱く腕を、、、、、、、、、、、、、俺に。

暴れ狂う感情は、もう、すぐそこまで追い立ててきていて。

 

好きだ、とか。
愛している、とか。

もう、それ以上の事で、伝えたくて。

 

---------------------------------気が、狂いそうで。

 

 

 

 

 

 

それでも、まだ、理性の欠片が口元に笑みを浮かばせてくれる。

今はまだ…………この寝顔を愛しく感じることが出来るから。

 

 

「おやすみなさい」

伝えた言葉と一緒に、今夜の狂気をそっと吐き出して。

 

 

 

額に口付けを。

 

 

貴方に、安らかなる夜を---------------------------------------------。

 

 

Fin


拍手第三弾でしたv
コンユーでも、ヨザムラでもオッケーな感じですv
好きなほうで想像してくださいね☆

まぁ、、、16歳と100歳越えですから。
彼らも手を繋ぐだけでは物足りないかと(何

061211 あずま

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